DX実践道場

自社(組織)の課題を デジタル技術やデータを活用して 解決しませんか?

DX実践道場では、県内の中小・小規模事業者が抱える課題をデジタル技術やデータを活用して解決するため、 実践意識の醸成から取組の実践までを一気通貫で伴走支援します。

ハンズオン勉強会

2023年12月7日(木)、NTT基町ビルにて、DX実践道場の入門者を対象に、ITツールハンズオン勉強会を開催しました。17事業者27名の方にご参加いただき、ノーコードツールや生成AIをテーマとして、実際に2つのツールを触って学び、課題解決に向けた活用方法を検討しました。

前半のパートでは、ノーコードツールを使用したアプリ作成について学び、具体的には、ドラッグアンドドロップを使った基礎的なレベルから始め、業務で普段使っているExcelデータを取り込んでアプリを構築する方法や、さらには2つのアプリを連携させる方法など、幅広い内容を学習しました。

後半のパートでは、生成AIの概要や実際の活用方法、より正確な回答を得るための質問の仕方を学び、生成AIを日常業務で活用する方法について議論しました。

今回の勉強会では、参加者が実際にITツールを操作することで、実践的なスキルを獲得し、新たな知識を得ることができました。また、ITツールの導入だけでなく、運用段階での修正や改善、継続的な活用が重要であることを再認識できる良い機会となりました。

課題抽出ワークショップ勉強会

2023年9月20日(水)、21日(木)と9月27日(水)、28日(木)※にNTT基町ビルとオンラインにて、DX実践道場の入門者を対象に、課題抽出ワークショップ勉強会を開催しました。
※入門者を半数ずつに分けて、2日間のワークショップ勉強会を2回実施

現地とオンラインで両日程合わせて計65名、事業者として計35者が集まり、DXの実践に向けて、自社の課題抽出と解決策検討を行う機会となりました。

1日目のワークでは、全体最適の視点を持ち、困りごとの見落としを防ぐために、自社の業務プロセスを整理し、プロセスごとの困りごとを洗い出しました。その後、洗い出した困りごとを業務の関連性と横展開性の2つの観点でまとめることで、自社の現状をより具体的にする作業を行いました。

2日目のワークでは、1日目で整理した自社の現状をもとに、目標とするありたい姿を検討し、現状とありたい姿のギャップを明確にしました。その後、整理したギャップを埋めるための施策について、Creative Matrixの手法を用いて、ITツール、組織・人材、制度という幅広い観点から検討を行いました。

難易度の高いワークもありましたが、入門者は熱心に挑戦し、グループディスカッションではそれぞれが行ったワークの成果を共有し、大いに盛り上がりました。このワークショップ勉強会を通じて自社の課題整理だけでなく、他の入門者の課題や現状の取組を参考にする貴重な機会となり、入門者にとって、自社の業務とDXとのつながりを検討するきっかけとなりました。

ITツール/補助金勉強会

2023年9月14日(木)、NTT基町ビルとオンラインにて、DX実践道場の入門者を対象に、ITツール/補助金勉強会を開催しました。現地とオンラインを合わせて68名、事業者としては37者が集まり、これから始まるDXの実践に向けてITツールと補助金についての知識を深める機会となりました。

前半のパートでは、「DXとは」をテーマに、その定義や重要性の説明から始まり、その後、業務アプリ開発、RPA、AI-OCR、勤怠管理、経費精算に関する5つのITツールについて各ツールベンダから詳しく紹介があり、入門者はこれらのツールを活用して自身の抱える課題を解決する方法について学びました。

後半のパートでは、DXの実践を支援するための制度に焦点を当てました。まず、IT導入補助金などの補助金制度について説明があり、補助金の活用方法について紹介しました。

さらに、IT人材の獲得とスキルの習得に関連するトピックとして、広島県が推進するプロフェッショナル人材の活用やリスキリングに関する取組について説明がありました。

このITツール勉強会と補助金勉強会は、DXの理解と実践に向けて様々な知識を学ぶ貴重な機会となり、これからDXに取り組む入門者にとって有益なスタートとなりました。

対象者

初級 DXにまだ取り組めていない者
1DXに取り組むための基本からサポート
  1. DXの始め方やメリットを一から分かりやすく学べます!
  2. 自社の問題や課題を見つける方法が学べます!
  3. DXに役立つツール等の使い方をハンズオンで体験できます!
2DXの専門家が丁寧な伴走支援を実施
  1. 自社の課題を可視化し、ベストな解決策をご提案します!
  2. 無料ツールの導入を含め、DXの効果を体感いただきながらDX実践を丁寧にサポートします!
中級 DXに着手したが、上手くいってない者
失敗原因や課題を徹底的に洗い出し、解決に向けてサポート
  1. 上手くいかない理由や課題を専門家が一緒に見つけます!
  2. これまでの成功事例や失敗事例を徹底的に分析し、成果を上げるための改善策をご提案します!
上級 DXの更なるステップアップにチャレンジしたい者
多彩な専門家がDXの進化をサポート
  1. 多彩な専門家によるサポートを受けながら、アイディアやビジネスを実際に試行できます!
  2. 最新のトレンドや実データを分析し、更なる改善策をご提案します!

主な活動内容

■ スケジュール(予定)

  1. 2023年8月〜
  2. 2024年3月
  1. 勉強会
    • 伴走支援の実施
    • 現状把握
    • DX計画策定
    • 課題分析
    • 対策検討
    • 実践導入支援
  2. 成果発表会
  1. 4種類の勉強会により、スキル・知識を習得
  2. DX専門のコンサルタントが直接サポート。現状把握からDX計画策定、DX導入までを伴走支援 (平均6回の打ち合わせを想定)
  3. 道場の成果を発表
  1. 勉強会の実施
    • ITツール勉強会:ペーパーレスや勤怠管理ツールなどをご紹介
    • ITツールハンズオン勉強会:実際にツールを体験して頂ける勉強会
    • 補助金勉強会:国および県の補助金利用に関する勉強会
    • DXビジョン策定・課題抽出:デザイン思考を活用したワークショップを開催
  2. 伴走支援の実施
    • 現状把握、課題整理
    • DX実行計画の策定
    • 実践支援
  3. 成果発表会の実施
    • 令和6年3月に行う第2回経営者セミナーにおいて取組の成果を発表
課題
  • バックオフィス系業務(勤怠管理、人事労務、経理財務、顧客管理など)の効率化・最適化
  • フロントオフィス系業務(予約受注、営業、問い合わせ対応、窓口受付など)の効率化・最適化
  • データを活用した業務全体の高度化・効率化 など

選考スケジュール

選考スケジュール
2023年6月20日(火)~2023年7月下旬 ※上記期間中に、別途事前ヒアリングを実施させていただきます

実施概要

参加費
無料 ※ただし、ツール導入等のために生じる費用は別途必要
対象者
次の①~③に該当する県内の中小・小規模事業者 ①DXにまだ取り組めていない者 ②DXに着手したが、上手くいっていない者 ③DXの更なるステップアップにチャレンジしたい者
参加資格
① 県内に事業所※1があり、中小・小規模事業者であること。 ※1 県内に本社・本店の有無に関わらない ②DXに関して、経営者は必要性や期待感・危機感を抱いているが、DXに取り組むきっかけを本道場に参加して掴みたいと思っていること。 ③本事業期間中に開催される各種イベントの参加や参加者同士の交流が可能であること。 ④事業実施期間中や終了後も、県に対して、自社のDXの取組内容や効果等について情報提供が可能であること。 ⑤広島県暴力団排除条例(平成22年広島県条例第37号)第2条第3号に規定する暴力団員等または第20条第1項の規定による通報の対象となった者ではないこと。 ⑥風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律(昭和23年法律第122号)第2条第1項に規定する風俗営業または同条第5項に規定する性風俗関連特殊営業その他風俗上好ましくない事業を行っていないこと。 ⑦広島県の県税を滞納していないこと。 《特定地域枠のみ》 ⑧ 県内の支援機関※2が代表者となり、域内の中小企業等とコンソーシアムを組成していること。 ※2 支援機関:商工会や商工会議所、金融機関、税理士、中小企業診断士など、経営支援に携わっている者
募集事業者数
全40者限定(全県枠と特定地域枠の合計)
課題
● バックオフィス系業務(勤怠管理、人事労務、経理財務、顧客管理など)の効率化・最適化 ● フロントオフィス系業務(予約受注、営業、問い合わせ対応、窓口受付など)の効率化・最適化 ● データを活用した業務全体の高度化・効率化 など
主な活動内容
①勉強会の実施 ・ITツール勉強会:ペーパーレスや勤怠管理ツールなどをご紹介 ・ITツールハンズオン勉強会:実際にツールを体験して頂ける勉強会 ・補助金勉強会:国および県の補助金利用に関する勉強会 ・DXビジョン策定・課題抽出:デザイン思考を活用したワークショップを開催 ②伴走支援の実施 ・現状把握、課題整理 ・DX実行計画の策定 ・実践支援 ③成果発表会の実施 ・令和6年3月に行う第2回経営者セミナーにおいて取組の成果を発表
入門申込方法
自社や地域の実情を踏まえ、①、②いずれかの枠でご参加ください。 ※それぞれの枠で重複した応募はできません。 ①「全県枠」/伴走支援を希望する民間事業者を広く公募する ②「特定地域枠」/地域の支援機関が代表者となり、当該支援機関が活動する地域の民間事業者と組成したコンソーシアムを公募する
選定方法
「取組意欲」や「実施体制」、「有効性」、「波及効果」等を踏まえ、業種や従業員規模、地域、取組課題を勘案し、参加対象事業者を選定