事例紹介
廃棄物回収から報告までの業務を一元管理、顧客データを活用し、売上向上を実現
POINT
【株式会社タイヨー】
・システムの導入より、廃棄物の計量データの自動反映や報告書の自動作成が可能となり、転記作業の時間を削減
・顧客のエリア分布を分析し、ターゲットを絞った効率的な営業活動やWEB広告を実施し、新規顧客の獲得と売上の年10%増加を実現
取組イメージ

課題内容
○家庭向け、企業向けに廃棄物の回収を行っているが、既存の販売管理システムは、住所などの顧客情報や、請求・入金履歴を蓄積するのみで、データの活用ができていなかった。
○各家庭から回収した廃棄物は、自治体への重量報告が義務付けられているが、計量器と連携したシステムがなく、計量データをエクセルや報告書に転記する手間がかかっていた。企業向けの報告書作成でも同様に時間がかかっていた。
○新聞折込などの紙媒体で新規顧客開拓を行っていたが、顧客のエリア分布を把握できていなかったため、効率的ではなかった。
実施概要
○産業廃棄物管理システムを導入し、廃棄物の回収から報告までの業務を一元管理できる仕組みを構築した。これにより、廃棄物の計量データを自動的にシステムに反映させ、自治体や企業向けの報告書を自動作成できるようにした。
○蓄積されたデータを活用して、顧客の住所情報を分析し、エリアごとの利用状況を把握できるようにした。
○クラウドベースの顧客管理ソフトウェアと連携し、ターゲットを絞り込んだWEB広告を開始した。
効 果
○計量データを転記し、報告書を作成する時間を削減できた。
○顧客のエリア分布を把握することによって、効率的な営業活動が可能になり、新規顧客が獲得できた。WEB広告からサービスへの問い合わせが月70~100件程度増え、申込みが増えたことで、売上が年約10%ずつアップしている。
ITツール
使用ツール | JEMS環境将軍 > |
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取り扱い企業 | 株式会社JEMS > |
ツール概要 | 廃棄物処理・資源リサイクル業に特化した業務一元管理システム |
使用ツール | Salesforce > |
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取り扱い企業 | 株式会社セールスフォース・ジャパン > |
ツール概要 |
補助金活用
課題分類
新規顧客(取引先)の開拓
業務プロセスの効率化
DX実践の目的
バックオフィス