事例紹介
出荷数値のズレを改善し、業務フローの精度を向上!
POINT
・流通を可視化するアプリで出荷予定数量の精度向上
・集計業務の自動化による業務負担の削減
・FAXが不要となりペーパーレス化を実現、アプリで情報配信も簡易に!
取組イメージ
課題内容
〇組合員が生産した農畜産物を集荷し販売する事業などを行っているが、出荷予定量と実際の出荷量のズレが大きい課題を抱えていた。
・組合員から報告された出荷予定をJA支部で集計し、集計した出荷予定情報をJA本部はFAXで受け取っていたが、エクセルへの手打ち入力作業を職員が行っており負担が大きかった。
・組合員への情報配信もFAXで行っており、デジタル化をしたいが幅広い年齢層の組合員が利用できるサービスがなかった。
実施概要
〇流通可視化アプリを導入し、出荷予定数の共有や変更がリアルタイムで行えるようにした。
〇本部職員が各支部へ行く際にアプリを案内し、組合員ごとの登録用二次元バーコードが載った登録シートを活用することで、登録の促進を行った。
〇宛先入力が不要な流通可視化アプリを使用し、出荷予定連絡やお知らせ配信を行えるようにした。
効 果
〇出荷予定数の共有や変更がリアルタイムで確認でき、出荷計画が立てやすくなった。
〇集計の自動化により、集計業務にかかる時間が大幅に削減できた。
〇お知らせ配信機能で情報配信(イベント情報など)ができるようになった。
〇メッセージアプリを活用したことで宛先入力が不要となり、高齢の組合員でも利用しやすくなった。また、情報配信にかかる手間も削減できた。
〇これまではJAと組合員との間で情報配信にFAXを使っていたため全員にFAX機の購入をお願いしていたが不要となり、ペーパーレス化も実現した。
苦労点
・スマートフォンを持っていない人もいたが、家族が登録して使ってもらうようにした。
・すべての支部で一斉に導入することは難しかったため、まずは一部の支部で導入した。あまりの便利さに「もう紙には戻れない」という声が上がり他支部にも拡大した。
ITツール
使用ツール | nimaru > |
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取り扱い企業 | 株式会社kikitori > |
ツール概要 | スマートフォンやタブレットなどのデバイスを使用して流通業務の効率化や可視化をサポートするアプリ |
補助金活用
課題分類
商品・サービスの質向上
顧客(取引先)との関係強化
業務プロセスの効率化
DX実践の目的
セールス
参照:株式会社kikitori. “nimaru導入事例”. nimaru. https://www.nimaru.jp/case/case8/, (参照 2023-11-1)