事例紹介
散在した顧客・営業情報をクラウドで一元管理、新規成約率&契約継続率UP!
POINT
・営業活動における作業効率向上や情報分析結果を活かし、新規成約率が平均7%が28.6%にUP、解約率は2.2%が0.3%に減少(過去最高売り上げを更新)
・顧客やパートナーとの信頼関係構築により、紹介件数が17倍(年間14件→238件)にUP
・PC作業時間を30%削減し、営業の残業時間が1日平均3.5時間から1.2時間に短縮
取組イメージ
課題内容
〇電気設備の保安管理業務(点検・検査)を行っているが、業務中に扱う顧客・営業情報が散在しており、新規営業や契約継続率にも影響が出ていた。
・エクセルリスト(顧客リスト、契約リスト、案件管理表など)や名刺の束など、様々な場所に顧客・営業情報が散在し、時には重複して存在していたため、情報の精度を欠き、信用できないデータだった。そのため、お客様への適切なアプローチやフォローができずに解約件数が増加していた。
・アポイント取りだけでも4種類のデータをチェックするなど、業務段階ごとに確認・参照する場所が多く、業務プロセスが複雑になっていた。そのため、作業量が多く、業務に追われ、顧客への提案タイミングを逃したり、接点を1年以上も持てていない既存顧客が存在したり、攻め(新規営業)も守り(契約継続率)もうまくいかない状況だった。
実施概要
〇顧客・営業情報を管理できるクラウド型の営業支援ツールを導入し、散在していた情報をクラウドで一元管理できるようにした。
〇顧客・見込み客・パートナーの情報のほか、いつ・誰が・どんなアプローチをしたかなど、すべての顧客・営業情報をクラウドに一元化した。情報の入力も営業の負担にならないように、基本的には2カ所入力するだけで必要なデータがアウトプットできるようにした。
〇常に最新で使える情報にし、現状把握や分析(成果が出ている営業は何が違うか、どのサービスが売れているか、長期間アプローチできていない顧客は誰かなど)を可能にした。
効 果
〇新規成約率が平均7%から28.6%にアップ、解約率は2.2%から0.3%まで縮減することに成功した。
〇顧客への適切なアプローチやフォローができ、顧客やパートナーとの信頼関係を構築したことで、紹介件数も年間14件から、17倍の238件まで増加した。
〇PC作業時間(顧客や営業情報を探す時間など)を30%カットでき、営業の残業時間が1日平均3.5時間から1.2時間に縮減できた。
苦労点
社員数が少ない中で本当にできるのか、現状を変えたくない、今以上に手間を増やしたくないと不安に思う社員に対し、クラウドを導入することでどれだけ楽になるか、明るい未来をイメージしてもらえるように尽力した。社員が誰でも使えるようにマニュアルを作成したり、データ入力は短期派遣社員を雇うなど、スムーズに運用開始できるように下地を作り、徐々に定着させていった。
ITツール
使用ツール | Sales Cloud > |
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取り扱い企業 | 株式会社セールスフォース・ジャパン > |
ツール概要 | 顧客情報や案件情報を一括管理できるCRM・SFAツール |
補助金活用
課題分類
新規顧客(取引先)の開拓
顧客(取引先)との関係強化
業務プロセスの効率化
DX実践の目的
セールス
参照:全国中小企業クラウド実践大賞. "株式会社スターメンテナンスサポート「地方で事業成長と働き方改革を両立!ボトムアップで成功したDX」". https://cloudinitiative.jp/okayama/Starmaintenancesupport, (参照 2023-11-1)