事例紹介
AIの活用により、法務業務の品質向上と効率化を実現
POINT
【株式会社ツーセル】
・ひっ迫していた法務業務をAIで効率化。専門の人員を増やすことなく、作業時間を短縮
・顧問弁護士へのレビュー依頼件数削減で、依頼費用を削減
取組イメージ

課題内容
〇医療系の研究開発事業に取り組む企業。共同研究や新規の取引にあたり、秘密保持契約や共同研究契約などの契約書を取り交わすことが多く、内容も専門的なため、リスク事項や欠落事項、変更点などの確認作業で法務専門担当者を含めた2人体制で1案件につき2~3時間を要していた。
○さらに、法務担当者が退職し、人手が不足していた。
○大手企業との契約では、相手方のフォーマットを使用することが多いため、確認の抜け漏れが発生していた。
○契約書におけるリスク事項や欠落事項、変更点の確認作業が十分に行き届かないため、多くを顧問弁護士に確認依頼していた。依頼件数が多くなり、費用がかさんでいた。
実施概要
〇AI技術を活用した契約書レビューサービスを導入し、契約審査の品質向上と効率化を実現。AIに契約書を読み込ませると、リスクの高い条項にアラートが上がるとともに、修正文案が提示されるようにした。
効 果
〇契約書案のリスク事項の提示、バージョン管理、体裁修正などをAIが行い、一般的な契約案件については、AIによって提供される弁護士監修の法的情報を基に担当者がリスク判断し、締結を進められるようになった。法務専門担当者がいない1人体制で10~30分程度で完了できるようになり、作業時間と人件費を削減できた。
○会社の事業に深く関わる重大な契約に関する業務やゼロからの契約書作成、契約条件の法的助言に絞って顧問弁護士に依頼することにより、確認依頼数が大幅に削減され、依頼費用を年間で約75%削減できた。
ITツール
使用ツール | LegalForce > |
---|---|
取り扱い企業 | 株式会社LegalOn Technologies > |
ツール概要 | 企業法務のためのAI技術を活用した契約書レビューサービス |
補助金活用
課題分類
固定費の削減
業務プロセスの効率化
法規制のクリア
DX実践の目的
バックオフィス