事例紹介
ノーコードツールの活用により生産計画を最適化!
POINT
・工程状況の予測により、新規生産予定の計画が可能
・作業指示や受注処理の基盤になる生産工程マップの作成を自動化し、ノウハウ頼みから脱却
・工場内の「見える化」により、生産性3割向上
取組イメージ
課題内容
〇5本指ソックスや無縫製ニットの企画開発、製造、販売を行うメーカーである。従来の生産・在庫管理の手法では、機械の稼働状況や出荷スケジュールが把握できず、効率的な生産計画を組むことができなかった。
・生産・在庫管理部門では、生産工程マップを元に指示出しや受注処理を行っていたが、生産工程マップ作成は経験やノウハウ頼みで、ベテラン社員しか行えないため、その経験や知識を次世代に継承する必要があった。
・生産現場で働く従業員に繁閑の差が生じていた。
実施概要
〇3年ほど協議を重ね、ノーコードで開発可能なプロジェクト管理ソフトを使用した生産管理システムを構築した。受注情報や設備機械、作業工程、出荷日などの情報を入力することで、自動的に生産工程マップが作成可能となった。
〇従業員全員の作業内容を確認できるように、全工程の生産現場にモニターを設置し、手薄な生産ラインには人員補充を行った。
効 果
〇数か月先の機械の稼働状況や出荷スケジュールを踏まえた工程状況の予測が可能になり、新規生産予定の計画ができるようになった。
〇生産管理システムで自動化したことで、生産工程マップ作成が経験やノウハウ頼みではなくなった。
〇機械の稼働状況や進捗の把握、担当者間での情報共有が容易になり、工場内の「見える化」により生産性が3割向上した。
ITツール
使用ツール | Airtable > |
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取り扱い企業 | Airtable > |
ツール概要 | クラウド型のデータベース管理に特化したノーコードツール |
補助金活用
システムカイゼン促進支援補助金
課題分類
生産プロセスの改善
業務プロセスの効率化
技術力の維持・強化
DX実践の目的
バックオフィス
参照:和歌山県. “生産現場のDX化とブランディングの推進~生産管理システム刷新と生産現場の「見える化」を実現~”. 和歌山県DX導入事例集~ケースから学ぶ中小企業のDX~. https://dx.bee-design.net/bin/dx_case_studies.pdf, (参照 2023-12-25)