事例紹介
クラウド型システム導入により、勤怠管理の多様化を実現
POINT
・各グループ会社の働き方に合わせた多様な打刻方法で勤怠を管理
・クラウドシステムの利用で、自分の勤務時間が確認できるほか、休暇申請やシフトの管理もできるようになった
・紙の管理が減り、保管スペースや管理業務に割く時間を削減
取組イメージ
課題内容
〇病院、介護施設向けのカーテン管理システムを請け負う会社など、北海道から九州まで12社の事業会社を展開しているが、従業員の勤退管理に課題を抱えていた。
・従来は、カードリーダーを使った勤怠管理を行なっていたが、グループ会社全体で2000名を超える従業員がパートやアルバイトであり、入退社が頻繁に発生するため勤怠管理が煩雑になっていた。
・営業担当は、直行直帰が多く、カードリーダーを使った勤怠管理では対応できないという課題があった。
・休暇申請などは従業員本人が直接システムに入力することができず、紙に記入した休暇届を提出して、それを労務管理課がデータに反映していた。申請した本人以外がシステムに入力をするため、データ上では休暇になっていないという入力間違いが発生していた。
・従業員本人が勤務管理のデータを確認することができず、労務管理課がプリントアウトした紙を見ながら遅刻早退の有無、残業が反映されているかを確認していたが、見直し時に漏れることがあった。
実施概要
〇従来の勤怠システムのサービス終了を機に、カードリーダーを利用したシステムから、クラウド型の新たなシステムを探すことにした。
〇複数の製品を比較し、スケジュールやシフト管理機能はもちろん、各グループ会社の働き方に合わせた打刻方法の多様性(PC、スマートフォン、カメレオンコードなど)があるクラウド型勤怠システムを導入した。
〇従業員本人が休暇申請や勤務時間管理を行えるようになり、勤怠状況についてもリアルタイムで確認できるようにした。
効 果
〇PCやスマートフォンで打刻ができるようになり、従業員が打刻のためにカードリーダーの前に並ぶことがなくなった。また、営業担当の従業員も直行直帰の申請が外出先からできるようになり、多様な働き方に応じた打刻方法を実現した。
〇打刻のログや修正の履歴が残ることで不正ができない環境になり、適切な労務管理を実現できた。
〇休暇申請やシフトの管理にも対応しているので、紙の管理が減り、保存するスペースや管理業務に割く時間が削減された。
ITツール
使用ツール | KING OF TIME > |
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取り扱い企業 | 株式会社ヒューマンテクノロジーズ > |
ツール概要 | スケジュールやシフト、タスク管理が可能なクラウド型の勤怠管理システム |
補助金活用
課題分類
業務プロセスの効率化
DX実践の目的
バックオフィス
参照:株式会社ヒューマンテクノロジーズ. “グループ会社の課題を網羅的に解決 キングラン株式会社が実現した経営を支える勤怠管理とは”. 導入事例. 2023-1-22. https://www.kingoftime.jp/case/kingrun/, (参照 2024-1-22)