事例紹介

  • 企業情報 | 株式会社フジワラテクノアート
  • 業種 | 製造業
  • 従業員規模 | 101〜300⼈

生産管理システム導入により業務の効率化・可視化を実現

POINT

・発注業務をデジタル化することで、月400時間の発注工数および月12万円のコスト削減

・業務の進捗状況の可視化により、社内コミュニケーション活性化

取組イメージ

取組イメージ

課題内容

〇醸造食品を製造する機械・プラントメーカーである。2050年を見据えたビジョン実現に向けて、提供価値の一つである「フルオーダーメイドの高度化」のため、創造的業務に向けた時間の創出が必要であり、業務の可視化・効率化を最優先課題として取り組む必要があった。

・自作の販売管理システムと、エクセルや紙ベースでの設計・製造工程の管理を併用しており、効率が悪かった。

・部品発注の際は、図面データから転記した部品表を基に、発注書を作成・印刷したものを協力会社に1社ずつFAXで送信しており、手間がかかっていた。

実施概要

〇生産管理システムを導入するにあたり、経営方針実現に向け実行委員会を立ち上げ、全部門の担当者を集め、業務フローの見直しとルールの整理を行った。

〇発注の際、エクセル形式の部品表を直接、生産管理システムに取り込む運用に変更した。

〇受発注システムの導入により、個別にFAXで送信していた発注処理を、インターネットを介して自席ですぐに対応ができるように変更した。

効 果

〇発注業務の電子化により、協力会社との情報共有が円滑に行われたことで、電話やメールでの納期確認の手間がなくなり、発注工数が月400時間削減でき、また月12万円のコスト削減となった。

〇システムの導入と業務プロセスの改善により情報共有が進み、業務の進捗状況などが可視化され、部門・役職を越えた社内コミュニケーションの活性化が図られた。

苦労点

「2050年に向けたビジョン実現のためにDXが必要である」と各社員が理解し、自分事として捉えるまでに時間を要した。経営者が「DXはビジョン達成の手段である」ことを繰り返し説明し、DXが各社員にとって「自分事」となるよう取り組んだ。また、DX推進委員会メンバーがベテラン社員に対して丁寧な説明を繰り返した。協力会社に対しては、システムへの切り替えに賛同いただけるよう目的や操作方法の説明を丁寧に行った。

ITツール

使用ツール TECHS-S >
取り扱い企業 株式会社テクノア >
ツール概要 個別受注型機械・装置業向けの生産管理システム
使用ツール BtoBプラットフォーム受発注for製造業 >
取り扱い企業 株式会社テクノア >
ツール概要 受発注業務を電子化し、リアルタイムな状況確認や情報共有が可能なプラットフォーム

補助金活用

課題分類

サプライチェーンの最適化

固定費の削減

業務プロセスの効率化

DX実践の目的

サプライチェーン

参照:株式会社フジワラテクノアート. “フジワラテクノアートのDX推進について”. https://www.fujiwara-jp.com/uploads/page/unit/files/ece6e0dca7464f362eb2736efae68816.pdf, (参照 2023-11-1)
参照:株式会社テクノア. “[導入事例] 株式会社フジワラテクノアート様|中小製造業向け DXソリューション・生産管理システムのテクノア“. https://www.techs-s.com/case/show/74, (参照 2023-11-1)

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実施機関