事例紹介
LPガスの自動検針により訪問が不要に。保安点検や販売活動を強化
POINT
【松永瓦斯株式会社】
・LPガスの検針を遠隔で行えるようになり、月144時間の検針時間と年間36万円の人件費、燃料費を削減
・修理や点検が迅速に行え、顧客満足度がアップ
取組イメージ

課題内容
〇通常のLPガス販売事業(点検・販売、工事等)に加え、毎月3,200件を超えるガスメーター使用量の検針も社員が行っていたため、多くの時間を要する検針時間の削減は急務だった。
○検針は現地で直接メーターを確認する必要があり、移動時間、顧客との訪問時間を調整するのが課題だった。
○敷地内に入るため、家主の在宅時でなければ検針ができないなど、検針がスムーズに進まず残業時間が増加していた。
○検針に時間をとられ、企画・販売などの時間が削られていた。
実施概要
〇LPWA通信システム(無線通信技術)を利用して遠隔で検針やガス栓開閉を行うLPガス検針システムを導入。各顧客宅のガスメーターにLPWA機器を設置した。
○顧客の利用データがリアルタイムでシステムに登録され、即時に確認・分析ができるようにした。ガス検針や機器の状態を遠隔で監視し、必要に応じて操作を行えるようにした。
効 果
〇検針のための現地訪問がなくなり、月144時間の検針時間が削減でき、人件費や燃料費が年間36万円削減できた。また、検針日の調整や顧客が在宅している必要がなくなり、顧客満足度がアップした。
○削減によって生まれた時間を使って、定期的に行うガス機器法定点検に計画的に取り組めるようになるとともに、工事作業、各種販売業務、企画・新サービス検討などに時間を使えるようになった。修理・点検依頼にも迅速に対応できるようになった。
苦労点
LPWA機器を設置する際、対象の顧客の理解を得るため、対面による口頭説明を実施した。また、設置場所によっては通信状態が不安定なこともあり、場所を移動するなどの調整を行った。
ITツール
使用ツール | LPWA通信システム |
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取り扱い企業 | 矢崎エナジーシステム株式会社 > |
ツール概要 | 遠隔地からガス栓の開閉や検針が可能な通信システム |
補助金活用
構造改善推進事業補助金
課題分類
顧客(取引先)との関係強化
業務プロセスの効率化
DX実践の目的
バックオフィス