事例紹介
生産管理システムとAIカメラの連携で売上拡大
POINT
・生産管理システムとAIカメラの連携により稼働状況を可視化
・管理部門と現場の連携が円滑になり、設備稼働率が月136%増
・生産性向上による納期短縮で売上拡大(4年間で331%増)
取組イメージ
課題内容
〇鋳物部品の機械の加工・組み立て・販売を行っているが、生産需要の拡大やお客様からの高まる要求(高品質・低価格・短納期)に応えていくことが課題だった。
・生産管理では、生産状況をエクセルに手入力して管理していたためリアルタイムに把握できず、生産管理部門から出された指示どおりに作業が進行しないことがあった。
・稼働状況を把握したいが、現場にはさまざまなメーカーの機器が混在しており、 センサーなどを使用して全ての機器の稼働情報を収集するシステムを構築するには、莫大な費用が必要だった。
実施概要
〇生産管理システムと、AI画像認識システムを導入・連携した。3色灯に表示された色や機械に表示された情報を読み取ることで、設備の稼働状況を可視化できるようにした。
効 果
〇「停止時間の偏り」「稼働率の変動」といった現場の作業状況がリアルタイムに可視化され、管理部門は実際の作業状況に合わせた指示ができるようになった。また、人手が必要な作業が随時把握できるようになり、人的リソースを集中できるようになった。
〇保有設備の遊休状況が明確になり、生産計画にフィードバックすることでより効率的な生産が可能となった。保有設備の月平均稼働時間136%増を達成し、短納期での対応が可能になった。
〇システムにて一貫して受注・購買・売上を管理することで、適切な状況把握を実現し、4年間で売上331%増を達成した。
ITツール
使用ツール | TECHS-BK > |
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取り扱い企業 | 株式会社テクノア > |
ツール概要 | 多品種少量型部品加工行向け生産管理システム |
使用ツール | A-Eyeカメラ > |
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取り扱い企業 | 株式会社テクノア > |
ツール概要 | AI画像認識を利用した工場の可視化システム |
補助金活用
ものづくり補助金
課題分類
顧客(取引先)との関係強化
生産プロセスの改善
DX実践の目的
セールス
参照:デジタル活用人材育成支援事業. “人々の生活・ものづくりの根源を支える会社”. デジタル活用事例集. https://www.aibsc.jp/dx/dxcase/case/case1.html, (参照 2024-2-29)
参照:株式会社テクノア. “稼働状況の共有で生産管理と現場の連携を強化”. 導入事例. https://www.techs-s.com/case/show/91, (参照 2024-2-29)