事例紹介
クラウドシステム導入で時間と利益を確保!薄利多売から脱却
POINT
・生産管理と経理をクラウド化、事務作業を年間600時間削減!
・余剰時間で経営と向き合うことができ、付加価値の高い商品提供が可能に
・生産量を3割以上減らしつつ粗利を確保
取組イメージ
課題内容
〇豆腐や厚揚げなど約30品目を扱っているが、生産管理と経理に課題があった。
・昔ながらの家族経営で、生産管理も経理もすべてアナログで手間がかかっていた。薄利多売の豆腐業界で利益を確保できず未来が見えなかった。
・毎朝30枚もの発注書を見ながら商品の必要数を数え、何をいくつ作るか「正」の字を書いて仕込み数量と生産量を決めていた。
・高齢の母親が経理を引き受け、レシートを見ながら手打ちする作業を繰り返していた。
実施概要
〇クラウド型ノーコードツールで生産から納品までを管理できる生産管理システムを作成した。
〇クラウド型会計サービスを導入し、レシート集計の手打ち作業を自動化した。
効 果
〇事務作業を年間600時間削減することに成功した。
〇生産計画の時間を大幅に短縮でき、店の経営を考える余裕ができ、付加価値の高い商品を提供できるようになり、生産量を3割以上減らしつつ粗利を確保できるようになった。
〇クラウド型会計サービスにより会計作業がネットで完結できるようになった。
苦労点
導入当初は本当に効果が出るのか、無駄な費用の支出はやめた方がいいのではないか、とモヤモヤしながら運用していたが、約半年後に導入効果を実感した。
ITツール
使用ツール | kintone > |
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取り扱い企業 | サイボウズ株式会社 > |
ツール概要 | ノーコードで業務アプリを作成できるクラウドサービス |
補助金活用
課題分類
経営判断の効率化・高度化
生産プロセスの改善
社内の働き方改革
DX実践の目的
バックオフィス
参照:京都コンピューターシステム事業協同組合. “第1回 IT/DX促進セミナー 今日から始めるDX~事例から学ぶ中小企業ならではの進め方 ~(P29~P31)”. 2022-9-26. https://www.kyo.or.jp/kyoto/pdf/20220926.pdf, (参照 2024-2-13)