事例紹介
発注管理の自動化で作業効率を改善し、従業員の負担を軽減
POINT
・在庫管理システムの導入により在庫・発注管理が自動化
・在庫管理にかかる時間が約7割減少し、人件費を削減
・誤発注のリスクがなくなり、スタッフの心理的負担が軽減
取組イメージ
課題内容
〇整形外科を営んでいるが、在庫・発注管理業務に負担があり課題を抱えていた。
・週1回、2~3人で3~4時間かけて在庫を紙に記載して確認を行い、既存の発注システムでバーコードを読み込んで発注していた。
・診療後、発注管理作業のために残業が発生し、発注締切のプレッシャーや誤発注のリスクがあった。
・在庫の消費量が患者の症状や季節によって大きく変動するため、在庫切れのリスクがあり、緊急取り寄せや他のメーカーへの確認が必要になることがあった。
・院内の業務効率化を試みたが、手作業の業務も多く、パソコンを使いこなせる人が限られており、効果が出なかった。
実施概要
〇在庫管理システムを導入し、重さで在庫管理や発注業務を自動化することができるスマートマットを使用して実在庫データを記録した。
〇スマートマットで在庫消費量の変動に応じて発注量を調整し、閾値を超えるとアラートが表示され発注を行った。
〇スマートマットを使用していない在庫は手動発注機能を使用して入力を行い、約160点の在庫を管理画面で確認した。
〇在庫切れや誤発注を防ぐために、物品のバーコードを読み込み在庫情報や有効期限・ロット情報の登録を行った。
効 果
〇月20時間かかっていた在庫・発注管理の時間が約7割減少した。
〇在庫・発注管理に関わるスタッフの数を減らし、他の業務を行うことができるようになった。
〇発注締切のプレッシャーや誤発注のリスクがなくなり、スタッフの心理的な負担が軽くなった。また、狭い倉庫で無理な体勢での作業がなくなり、身体的な負担も軽減された。
〇在庫切れや過剰在庫の問題が解消されるとともに、在庫の種類やサイズ別に正確に管理できるようになった。
ITツール
使用ツール | スマートマットクラウド > |
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取り扱い企業 | 株式会社スマートショッピング > |
ツール概要 | 重さで数を数えるIoTを使用した新しい在庫管理サービス |
補助金活用
課題分類
業務プロセスの効率化
DX実践の目的
サプライチェーン
参照:株式会社スマートショッピング. “発注管理時間を1/3に。在庫管理改革でクリニック全体の生産性向上へ 遠隔管理で狭い倉庫内の作業をなくし時間に追われるプレッシャーも解消”. 導入事例. https://www.smartmat.io/case/hospital/7754, (参照 2024-2-29)