事例紹介
水槽の水量管理へのセンサーの活用による作業効率化、安全性の向上
POINT
【有限会社府中メッキ工業所】
・水嵩を感知するセンサーを導入し、溢水を防止
・工場の安全性の向上にもつながった
取組イメージ

課題内容
〇鉄などのメッキ加工を行っている。加工には大量の水を使用するが、水量が一定ではないため、設備の容量を超えないように担当者が目視で確認し、給水のバルブの開閉を行っていた。
○溢れる直前に慌てて対応することが多く、月に1回程度の頻度で水溢れが発生していた。そのたびに従業員1名~2名がリカバリー作業に1時間程度のリソースを割いていた。それにともないメッキ作業を中断しなくてはならない場合もあった。
実施概要
〇水嵩を感知するセンサーを導入。水面がセンサーに接触すると、工場内のランプが点灯するようにした。担当者は水面を確認しに行かなくてもバルブの開閉目途がわかるようになった。
○センサーの感知を社長のスマートフォンに届くようにした。業務終了時にバルブを閉め忘れてしまった場合も早期に気が付けるようになった。
効 果
〇給水量の確認作業が不要になり、他の業務に集中できるようになったことで、工場の事故防止につながった。
○水溢れがなくなったことにより、月1時間のリカバリ作業がなくなった。
○水溢れによる作業の遅延がゼロになった。
苦労点
当初、オリジナルのシステムづくりを考えており、予算や技術の面で苦労していたが、専門家に安価な漏水センサーを紹介してもらい、テスト導入したところ課題解決に至った。
ITツール
使用ツール | +Style スマートセンサー(漏水) > |
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取り扱い企業 | BBSS株式会社 > |
ツール概要 | 水漏れを感知するセンサー |
補助金活用
課題分類
業務プロセスの効率化
DX実践の目的
バックオフィス