事例紹介
予約、注文、会計の自動化により仕入れロス削減と客単価向上を実現
POINT
【てごう屋】
・予約、注文受付から会計計算までを自動化し、作業を省力化
・注文データを活用し、仕入量を適切化することで、食品ロスが1〜2割削減
取組イメージ

課題内容
〇飲食店を個人経営している。調理、配膳、会計、予約対応を1人でこなしていたため、複数のタスクを同時進行で行い、調理に集中できず、料理の提供が遅れてしまっていた。
〇予約は電話で対応し、カレンダーに手書きでメモをしていたため、書き間違えや聞き間違えなどのミスが生じていた。
〇注文は手書きで伝票に記入し、会計は電卓を使って計算の上、レジへ打ち込んでいたため、計算間違えやオーダーの取り間違え、レジの打ち間違えが発生しており、時間がかかかっていた。
〇注文データが蓄積されておらず、感覚で仕入れや仕込みの調整を行っていた。
実施概要
〇タブレット型のPOSシステムとモバイルオーダーシステムを導入し、予約、注文受付から会計時の計算までを自動化した。顧客が自身のスマートフォンから注文を行えるようにした。
〇POS、モバイルオーダー、インターネット予約が自動で台帳に入るようにした。
〇注文データの蓄積により、曜日別の売れ筋メニューや天候による注文傾向を可視化した。
効 果
〇注文、予約対応の作業がなくなり、調理に集中できるようになったため、顧客を待たせることがなくなり、満足度が高まった。
〇会計作業は飲食代の受け取りだけになり、会計業務の時間が8割削減された。
〇注文データを参考に仕入量を決定することで、食品ロスが1〜2割削減した。
〇顧客が自分のペースで気軽に注文ができることに加え、追加オプションの提示ができるため、1人あたりの客単価が約500円上がった。
苦労点
パソコンやタブレットを使えなかったため、導入当初は関係ないボタンを押してエラーになったり、打ち間違えを修正ができず、電源を落として再起動することが多かった。そのため、システムの担当者が何度も足を運んでサポートしてくれた。最初は恐る恐る使っていたモバイルオーダーも徐々に慣れることができた。
ITツール
使用ツール | Airレジ、Airレジオーダー > |
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取り扱い企業 | 株式会社リクルート > |
ツール概要 | 会計や売上分析などの機能がある無料のPOSレジアプリ |
補助金活用
課題分類
経営判断の効率化・高度化
業務プロセスの効率化
DX実践の目的
バックオフィス