事例紹介
見積作成業務のデジタル化による対応時間削減、処理件数増加
POINT
【山陽工業株式会社】
・見積作成業務のデジタル化により作成時間を40%減
・協力会社への見積依頼・収集をシステム上で一括管理
・ミスの削減とスピードアップにより、処理件数がおよそ30%増
取組イメージ

課題内容
○建築工事において、見積作業は、図面から必要数量を割り出し、複数の協力会社から見積を収集の上、取りまとめてプロジェクト全体の見積額を算出し、顧客へ提示していたが、協力会社とのやり取りが煩雑になっていた。
○見積依頼の見落としや進捗確認漏れ等のコミュニケーション不足による作業遅延により、多くの時間を要しており、複数のプロジェクトを同時に進行させることが難しい状態だった。また、見積の取りまとめ時に、 1プロジェクトあたり平均5件の入力ミスが発生し、修正作業に時間を要していた。
実施概要
○クラウド型の見積作成システムを導入。アップロードした内訳書に応じて見積項目が自動表示され、見積範囲と見積依頼先を指定すれば、システム上から一括で見積依頼が送信されるようにした。
○協力会社からの見積回答状況が一覧で確認できるようにした。
○エラーチェック機能により、データ入力時のミスを自動検出できるようにした。
効 果
○見積作成時間が、月約124時間から約74時間となり、約40%短縮された。
○見積作成時の入力ミスがなくなり、見積対応の処理件数が年間70件から90件に増加した。
ITツール
使用ツール | GACCIシステム > |
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取り扱い企業 | 株式会社GACCI > |
ツール概要 | 建設業の煩雑な見積業務を最適化するプロダクト |
補助金活用
広島県デジタルサービス活用型人手不足対策事業補助金
課題分類
生産プロセスの改善
業務プロセスの効率化
DX実践の目的
サプライチェーン