事例紹介
公共事業の見積作成・工程管理のデジタル化による業務効率化、対応案件増加
POINT
【菅建設株式会社】
・過去データの活用により見積作成時間が大幅に短縮した
・工程管理のデジタル化により、適切な人員配置や出来高管理が可能になった
取組イメージ

課題内容
○公共事業や個人向け住宅の建設を行っている。公共工事の入札には、必要な情報の入力が複雑で時間がかかっていた。また、入札内容の変化に対応できず、見積り金額の精度にばらつきが生じていた。
○落札後の工程管理は、手作業でExcelに入力していたため、進捗把握や遅延対応が難しく、出来高管理も不十分だった。
○工事写真や進捗記録を事務所に持ち帰って、紙やExcelで管理していたため、負担が大きかった。
実施概要
○工程管理システムを導入し、過去の工事のデータを蓄積し、入札時の見積作成に利用できるようにした。また、受注後は、入札時に入力したデータを自動で読み込むようにした。
○報告書のフォーマットを統一した上で、工事の進捗を項目ごとに現場で記録し、写真と紐づけて管理できる仕組みを構築した。
効 果
○過去の類似工事データを活用し、より正確な一貫性のある見積りが可能になった。見積書作成時間が数時間から30分程度に短縮されたことで、対応できる案件数が増加した。
○進捗状況をリアルタイムで把握できるため、遅延の早期発見や適切な人員配置、正確な出来高の管理ができるようになった。
○写真整理や報告書作成のために事務所に戻る手間がなくなり、時間が大幅に短縮された。
苦労点
システム導入当初、担当者がデータ入力の方法に戸惑いがあったため、従来のExcel管理と並行運用しながら、徐々に新システムに移行した。現在は担当者全員がスムーズに活用できるようになった。
ITツール
使用ツール | デキスパート > |
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取り扱い企業 | 株式会社建設システム(KENTEM) > |
ツール概要 | 約30種類のソフトから構成される土木工事の施工管理トータルソリューションシステム。 |
補助金活用
課題分類
業務プロセスの効率化
社内の働き方改革
DX実践の目的
サプライチェーン