事例紹介
スマートフォンをかざすだけで外国人観光客に情報提供!
POINT
・外国人観光客へ食材や宿泊時マナー等の情報を簡単・迅速に提供
・接客担当者の負担軽減でホスピタリティ向上
取組イメージ
課題内容
〇旅館とホテルのプロデュース・運営を行っているが、外国人観光客とのコミュニケーションとマナーの周知に課題があった。
・レストラン利用時には、料理や使用食材について外国語で質問を受けることが多く、回答に時間がかかったり、繁忙期には対応に手をとられ店内のオペレーションに支障を来すことがあった。
・宿泊利用時でも、一般的なマナーが国内と海外で異なるため、大浴場や客室の使用に関してトラブルが発生していた。
実施概要
〇外国人観光客に迅速に情報を提供するために、ICタグにスマートフォンをかざすだけで情報をやり取りできる技術(RFID)を活用し、使用食材や施設の利用マナーなどの情報が表示されるWebサイトを制作した。
〇RFIDを利用できないスマートフォンでも対応できるよう二次元コードをICタグの表面に印刷し、同様の使い方ができるようにした。
〇文字情報に加え、視覚的に伝わりやすいようにピクトグラムでの情報提供を行った。
効 果
〇お客様の簡単な操作で、必要な情報を迅速に提供可能となり、接客担当者の負担も軽減された。
〇人材確保が困難な中、業務がスリム化・効率化され、サービス向上のために人材を割り当てることができ、ホスピタリティが向上した。
〇マナー違反を防ぐことで、お客様の来訪機会の損失を減らすことが期待できる。
ITツール
使用ツール | RFIDタグ |
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取り扱い企業 | IIOプロデュース株式会社 > |
ツール概要 | RFID:Radio Frequency Identificationの略で電波を用いて無線でデータの読み取りを行い、モノの識別や管理を行うシステム |
補助金活用
令和3年度IoT・AI・ロボット等導入促進事業(IoT普及枠)採択
課題分類
商品・サービスの質向上
社内の働き方改革
DX実践の目的
コミュニケーション
参照:ふくい産業支援センター. “IIOプロデュース株式会社 - ふくいDX事例集サイト”. https://dxfukui.jp/case/pid56/, (参照 2023-11-1)