事例紹介
クラウドで情報管理することで共有漏れ削減・作業効率向上!
POINT
・ノーコードクラウドサービスで製番台帳を作り、情報共有の抜け漏れが9割以上削減
・紙の作業日誌をシステムに移行し作業効率向上、製品出荷や労働時間も併せてチェックできる状態が実現
・簡易なアプリで便利さを体感し、社員のDXマインド醸成、デジタル人材育成
取組イメージ
課題内容
〇大型クレーンの制御装置の設計製造を主事業として行っているが、製造工程における不適合発生や出荷遅れが課題であった。
・一品一様で仕様変更の多い商品を扱っており、受注から製造までの情報共有と工程管理が十分にできていないと感じていた。
・紙様式の作業日誌に作業にかかった時間を記録し、総務部が集計していたため、手間と時間がかかっていた。
実施概要
〇自社に合ったツールを選定するために様々なセミナーに参加し、システムの基本となる画面やデータベースが揃っていて自社でシステム開発ができるノーコードクラウドサービスの導入を決めた。
〇製番台帳、作業日誌などをクラウド上で構築することで、紙での管理をシステム(製番台帳アプリ、作業日誌アプリ等)での管理に置き換えた。
効 果
〇製番台帳に情報を入力することで、営業・設計・製造それぞれの担当者が即座に確認可能な状態になり、情報共有の抜け漏れが9割以上削減された。いまでは90種類のアプリを運用している。
〇紙の作業日誌でなくシステムで管理するようになったため、数日要していた集計作業がワンクリックで済むなど、作業効率が向上した。製品の出荷や労働時間のチェックも併せてできるようになった。
〇デジタルの力で課題が解決できることを身をもって理解した社員が増え、DXマインドが醸成され、デジタル人材が育つようになった。
〇導入実績を活用し、DX導入のコンサルティング事業を展開した。
苦労点
・以前、多大な費用をかけて生産管理システムを導入したが、上手く活用できなかった。その経験から、システムに対する懐疑心が社員たちにあったため、弁当の注文や体温の記録など、簡易なアプリの運用を通じて、デジタル化の便利さを体感してもらうようにした。
・システムとエクセルによる二重管理の習慣をやめさせるため、システムに優先して情報を入力するように呼び掛けた。
ITツール
使用ツール | kintone > |
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取り扱い企業 | サイボウズ株式会社 > |
ツール概要 | ノーコードで業務アプリを作成できるクラウドサービス |
補助金活用
課題分類
業務プロセスの効率化
企業文化や組織マインドの変革
DX実践の目的
バックオフィス