事例紹介

  • 企業情報 | 友鉄工業株式会社
  • 業種 | 製造業
  • 従業員規模 | 51〜100⼈

事務作業を手始めに製造現場の自動化で業務効率UP!

POINT

・手書き作業の効率化(事務の経理業務が15分~45分をボタン1つで完了

 品質管理では45分→7分に作業時間が短縮)

・導入後1年半で729時間の労働時間の縮減

・社員のDXに対する意識が向上

取組イメージ

取組イメージ

課題内容

〇自動車部品用プレス金型鋳物、工作機械・各種産業機械鋳物を製造しており、製造現場や事務作業でデジタル化の必要性を感じていた。

・事務作業では手書き文化が長く、数字の転記が大きな負担となっていた。

・製造現場では多品種少量生産を行っており、品質管理工程で検査書を手書きし、データベースに入力していた。

・また、数多くの品質条件のチェックシートを紙ベースで管理していたため、製品の不具合の要因に関する情報収集に長時間かかっていた。

・社内全体がDX化に消極的な雰囲気であった。

実施概要

〇協力会社からRPAの説明を受けた後、一か月のお試し期間を経て、実際の導入につなげた。

〇事務作業に、事務の自動化を可能にするRPAツールを導入し、紙ベースの売上情報や在庫情報をデータ化するために、操作内容をフローチャート化し実行のシナリオを作成した。

〇製造現場の品質管理業務へもRPAツールを導入し、不具合発生時に、その原因となる数値を瞬時に確認できるようデータ化した。

効 果

〇RPAにより、入力や集計業務にかかっていた労働時間が大幅に削減された。

〇毎日15分~45分かかっていた、売上・在庫情報の集計業務をボタン1つで完了できるようになった。

〇製造現場での品質管理業務では、1回45分かかっていた集計作業が、現在7分に短縮できた。検査データをグラフ化し、不具合の要因を短時間で特定できるようになった。

〇RPAの導入後一年半で729時間の労働時間の縮減。

〇業務の効率化が進んだことで、社内で勉強会を開催したり各部署間の交流が生まれるなど、DXに対する社員のモチベーションがアップした。

苦労点

製造現場に浸透させるのはすぐには難しいと判断し、最初は事務から自動化を行った。多品種少量生産の製造現場では、社員だけでは難しいと考え、外部人材も活用した。

ITツール

使用ツール WinActor >
取り扱い企業 株式会社NTTデータ >
ツール概要 Windows端末のあらゆるアプリケーション手順をシナリオとして学習し自動化するRPAツール

補助金活用

課題分類

生産プロセスの改善

業務プロセスの効率化

企業文化や組織マインドの変革

DX実践の目的

バックオフィス

  • 上限金額
  • 補助率
  • 申請期間
  • 対象地域
  • 対象業種

実施機関