事例紹介

  • 企業情報 | 株式会社今野製作所
  • 業種 | 製造業
  • 従業員規模 | 11〜50⼈

社内の業務効率化と企業間データ連携で受注機会増大!

POINT

・引き合い、受注、生産、在庫の状況をリアルタイムで共有、4年間で黒字化、受注生産型のビジネスモデルへ転換

・企業間クラウド連携で、引き合いが年間30件、成約15件に増大

取組イメージ

取組イメージ

課題内容

〇油圧機器事業と板金加工事業を主力とする製造業者であり、売上高が半減したことを契機に特注品受注の強化に踏み切るが、小ロット品の受注、生産、販売の管理が複雑化し、業務が円滑にこなせなくなっていた。

・業務の複雑化に伴い属人化していた。

・生産管理プロセスのIT化が不十分でエクセルのみを使用しており、生産・販売・在庫データの見える化と共有ができていなかった。また、事業所間での情報共有が電話とメールに依存しており、情報共有の即時性や事業所間の連携が不十分だった。

・自社単体では受注できない案件があった。

実施概要

〇複雑化した業務の見直しのため、現場の職員・管理職を巻き込み、約半年間かけて社内で業務の洗い出しを行い、業務フロー図の共有を行った上で、生産工程の管理に業務アプリツール、事業所間のデータ共有にクラウド型ITツールを導入した。

〇また、「つながる町工場プロジェクト」を開始。得意分野の異なる同業他社と共同受注をIT活用で実現させるため、業務アプリツールを他2社でも採用し、クラウド機能を活用した生産進捗管理を行った。

〇企業間で工程分割や見積金額について相談を行う際に、クラウド型ITツールのコミュニケーション機能を活用した。

効 果

〇引き合い、受注、生産、在庫の状況をリアルタイムで社内共有できるようになり、約4年間で黒字に回復。従業員の雇用を維持したまま受注生産型のビジネスモデルへ転換できた。

〇企業間連携による引き合いは年間30件、成約は15件に増大した。自社単体では受注できない案件も、分野の異なる同業他社と連携することにより受注が可能となった。

ITツール

使用ツール kintone >
取り扱い企業 サイボウズ株式会社 >
ツール概要 ノーコードで業務アプリを作成できるクラウドサービス
使用ツール コンテキサー >
取り扱い企業 株式会社アプストウェブ >
ツール概要 生産工程の管理アプリが作成できるノンプログラミング開発ツール

補助金活用

東京都

課題分類

新規顧客(取引先)の開拓

生産プロセスの改善

DX実践の目的

セールス

参照:中小企業庁. “2018年版「中小企業白書」(P260)”. https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/H30/PDF/chusho/04Hakusyo_part2_chap4_web.pdf, (参照 2023-11-1)

  • 上限金額
  • 補助率
  • 申請期間
  • 対象地域
  • 対象業種

実施機関