事例紹介
手入力作業を自動化し、転記ミスをなくして作業負担を軽減
POINT
・RPAの導入で定型業務を自動化
・自動化によって転記ミスが削減。チェック作業の負担が減り、空き時間でほかの作業ができるようになった
・月末の銀行振り込みの照合作業の軽減(1日がかりの作業が半日に削減)
・部署横断の話し合いにより、業務効率化に対する意見が活性化
取組イメージ
課題内容
〇LPガス販売を軸に住・総合生活サービス業を展開している。現在の従業員の年齢構成が逆ピラミッド型で、今後、定年退職者も増加し労働力不足への対応が課題であった。
・複数の作業を兼務する従業員が多く、業務負担を軽減したいと考えていた。
・代理店からファクスで送られてくるガスメーターの検針結果等を顧客情報管理システムに手入力しているため、転記ミス等が課題となっていた。
実施概要
〇RPA導入の際に部署横断のRPAチームを編成し、業務の棚卸しを行うと共に各部署で発生していた困りごとを集約。業務の見直しについて議論し、複数の業務について自動化シナリオを作成した。
〇導入後はシナリオの乱立により、現場作業の混乱を防ぐためにガイドラインを策定し運用した。
効 果
〇紙で届いていた検針結果をパソコンに入力する作業で、打ち間違いがあったが、自動化で転記ミスがなくなりチェック作業の負担が軽減できた。空いた時間でほかの作業を進められるようになった。
〇月末の100件を超える銀行の振込データと売上データを自動で照合するシナリオを作成。繁忙期において1日かかっていた作業を半日で終わらせられるようになった。
〇部署横断の話し合いにより多様な視点からアイデアが出され、業務効率化に対する意識醸成が図れた。
ITツール
使用ツール | WinActor® ※「WinActor®」はNTTアドバンステクノロジ株式会社の登録商標です > |
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取り扱い企業 | NTTビジネスソリューションズ株式会社(WinActor®の販売店) > |
ツール概要 | Windows端末上で行う業務の自動化を支援するRPAツール ※お客様のご利用環境や条件により自動実行できない場合もございます |
補助金活用
課題分類
業務プロセスの効率化
人手の確保・育成
DX実践の目的
バックオフィス
参照:NTTビジネスソリューションズ. “労働力不足を見据えて手入力作業を自動化し従業員の負担軽減を実現 ”. 事例紹介 . https://www.nttbizsol.jp/case/ishii-nensho/, (参照 2024-2-13)