事例紹介
AIによる需要予測で、発注業務が効率化されフードロスも削減!
POINT
・AIにより食材発注から納品までの日数を考慮した発注業務が可能となりフードロスを削減
・食材発注の自動化により従業員の負担を軽減
取組イメージ
課題内容
〇牛たん専門店「牛たん・とろろ・麦めし ねぎし」を運営しているが、発注業務の属人化により個人の業務負荷やフードロスの課題があった。
・発注から納品までの日数を考慮した食材発注ができておらず、食材の過剰発注によるフードロスが課題だった。
・以前から受発注業務システムを入れており、発注・請求業務のシステム化は行っていたが、発注数量の算出は独自の仕組み(来客予測など)で作成・管理しており、発注業務(年間3,400時間以上)の負荷が課題だった。
実施概要
〇発注数量は、各店舗担当者が来客予測から食材数量を計算しており、このスキルをマニュアル化することは難しかった。そこでAI技術を使用した自動発注システムを導入し、天候、在庫状況、発注状況、レジ・売上などのデータを基に、来客数やメニュー販売数を予測するようにした。
〇メニュー原価システムを導入し、店舗ごとのレシピ原価の見える化や調理工程の管理・共有のデジタル化だけでなく、メニューごとの食材量を算出し、自動発注システムと連携することで食材発注数を自動で算出し、発注できるようにした。
効 果
〇発注から納品までの日数を考慮した食材発注ができるようになったため、食品ロスが削減された。
〇AI技術を活用することで発注業務の効率化が図られ、店舗従業員の負担が軽減でき、本来の業務に専念できるようになった。
ITツール
使用ツール | HANZO自動発注 > |
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取り扱い企業 | 株式会社Goals > |
ツール概要 | AIによる高精度な需要予測で、曜日や天候などから適正な発注管理を実現 |
使用ツール | メニューPlus > |
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取り扱い企業 | 株式会社インフォマート > |
ツール概要 | メニューのレシピ作成から管理・共有までの作業工程デジタル化を実現 |
補助金活用
IT導入補助金
課題分類
サプライチェーンの最適化
業務プロセスの効率化
技術力の維持・強化
DX実践の目的
サプライチェーン
参照:西日本新聞メディアラボ・AIソリューションズ. “外食産業向けサービス「HANZO自動発注」×「メニューPlus」を”牛たん とろろ むぎめし ねぎし”が運用開始 | DX.With | 企業のDX戦略をサポートするWEBメディア”. https://dx-with.jp/pr_times/36009/, (参照 2023-11-1)